鉱石分析サンプル作成
2017/01/24
地蔵鉱山株式会社ブログ初投稿
皆様こんにちは。
地蔵鉱山株式会社ブログ編集部です。
「最初の記事はインパクトのあるものを」
ということであれこれ悩んだ結果..
鉱石分析担当から鉱石の写真を初投稿致します。
本日は分析サンプル作成のため、
朝から手作業で山砂から金を回収しています。
1時間程度の手作業で10倍以上の密度になります。
金の回収といっても難しいことではなく、
粘土を水で洗い流すのです。
山の鉱脈の土は、約60%が金を含まない軽い粘土なので、あっさり終わります。
特に今回は必要なサンプル量が少なかったので、
500ml ペットボトルを用いています。
比較的軽い砂を捨て続けること1時間..
水と砂は解析のために回収し、
比較的重たい部分だけを 約 0.62g 残しました。
こちらです。
いくらかキラキラした部分が目立つようになりましたが、見た目はほとんどただの砂です。
写真のキラキラした成分は、金の他に黄銅鉱などもいくらか混ざっています。
この後は炉で1200℃で加熱して金を溶かして純度を90%くらいまで上げるのですが、
本日のサンプル作成はここまでです。
500ml程度の処理でしたが数時間費やしました。
アフリカやアジアではこうした工程を、
毎日、
大規模に、
しかも手作業でしていると聞いています。
金の価値が高いとされているのは、
こうした労力が必要だという認識を
多くの人が共有していたからなのかもしれませんね。
本日の投稿はここまでです。
ご拝読ありがとうございました。